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    いとしのチェリー (第四話)

     チェリーに手紙を渡してから一週間が経過した。
     連絡はない。
     この状況だと、結果はNGの可能性が極めて高いが、本人からハッキリした答えを聞かないことにはそうとも言い切れない。

     店に行ってみることしか先に進む方法はない。

     そう考えてみたものの、やっぱり腰が引けてしまう。
     こちらの気持ちを伝えた以上、印象の良し悪しに関わらず、チェリーは僕のことを意識するだろう。
     僕も今まで以上にチェリーのことを意識してしまうだろう。

     気まずい空気が流れることは想像に難しくない。そんなことを考えると今までとはまた違った緊張を感じずにはいられなかった。



     日曜日

     店の前に来た僕はゆっくりと店に入り、下を向いたまま注文をする。
     キャッシャーの店員さんはチェリーではなかった。

     注文したカフェラテを待つ間にドリンクにいる店員さんを横目で確認する。
     ドリンクにもいない。店員さんは2人しか見当たらなかった。


    ( 今日はいないのか・・・・・ )


     ガッカリしたが、正直少しホッとした気分だった。そう思ったのもつかの間、レジの方のスタッフルームから人影が出てきたような気配がした。


    ( ん? もう一人いるのか・・・・ もしかして・・・・ )


     あまり不自然にキョロキョロするわけにはいかないので、少し間をとってから恐る恐るレジの方に目を向けた。
     すると何やらキャッシャーの店員さんがカウンターの中でしゃがみ込んでいる様子が見えた。

     どうやらさっき出てきた人物とお互いしゃがみ込んだまま話しをしているようだった。
     直感だがこれは、出てきた人物がチェリーで


    ( どうしよう・・・ アノ人来ちゃったよ・・・ )


     と、会話をしているような気がした。

     カフェラテを受け取った僕は、視界にカウンターが入る席に着いた。
     さっきの人物がチェリーだったのかどうか、気になってしょうがない。はやる気持ちを抑えつつバッグから本を取り出し、読み始めた。もちろんこの状況で本の内容が頭に入るわけないが。

     数分後、カウンターを一瞬見ると、そこにはチェリーの姿があった。


    ( やっぱりさっき出てきたのはチェリーだったのか・・・・・・ )


     さらに数分後、チェリーはいつの間にかドリンクのポジションについていた。僕が座った席はドリンクを提供するカウンターに一番近い席で、距離にすると約5m。

     見上げればすぐそこにチェリーがいる。
     けれど、それができない。
     目をあわせるのが怖い。

     チェリーがお客さんにドリンクを渡し、「ありがとうございました」と言うたびに背筋がゾクっとするような感じがした。

     そんな状態で20分ほどが経過。
     チェリーは僕の存在に気づいているハズだが、向こうからのアクションはなさそうな雰囲気。
     何時間も本を読んでいるフリをしているのはさすがに不可能。何よりも、この空気に耐えられなくなった僕は店を出た。



    ( ああ、向こうからは何も無く、こちらからも何もできなかった。
     
     この先どうすればいいんだ・・・・・・  )



     そんなことを考えながら肩を落とし、ゆっくり駅の方へと歩いていると、なんと後ろから小走りでチェリーが僕を追いかけてきた!































     ・・・・なんて月9のような展開はもちろんなく、完全に僕の妄想。

     そんな妄想と共に、某水泳選手の放ったあのひとことが僕の頭の中でぐるぐる回っていた。






















     チョー気持ちいい!










     ではなく(汗)


























     ・・・・・何も言えねぇ。



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        コメント
        そっかぁ なんか 切ないねぇ…
        もう、諦めて次の恋でもするとよいよ、
        こうなったら、あいのり でも 参加してみたら?
        • クシ子
        • 2008/12/02 9:44 PM
        私も、さすがに次の恋を探したほうがいいと思うなあ。
        職場の近くのカフェとか行ってみたら??
        • ちゅに
        • 2008/12/02 10:20 PM
        >クシ子さん
        >ちゅにさん

        コメントありがとう!

        しかし、お二人さん。
        甘いよ、コーヒーに砂糖10杯入れたぐらい甘いよ。

        こんな中途半端なところで諦めたらどんだけ引きずるかわかんないよ?
        第一、チェリーの返事を一切聞いてないんですよ?
        諦めたらそこで試合終了ですよ?

        そんなわけで、今度は手紙じゃなく口で伝えますよ。

        ラストあと一話です!
        • マッシュ
        • 2008/12/02 11:23 PM
        ポジティブ!!!
        そっかそっか、じゃあーマッシュルーム 応援してるから 頑張りぃ!!!

        念のため あたし マッシュルーム好みの 店員さんがいる カフェ リサーチしとっから!!!

        • クシ子
        • 2008/12/04 9:13 PM
        >クシ子さん

        もうちょっと感情込めて応援せぇよ(汗)
        いい意味で期待を裏切れるように頑張ります!
        • マッシュ
        • 2008/12/04 11:15 PM
        なんかいいねー!
        青春ってかんじだよ。

        自分もマッシュと同じくらい熱く好きな人がいたから、ほんとに好きな時の気持ちわかります。

        もう誰がなんと言おうと、諦めきれないよね。
        うまく行くことを願ってます!
        • せっきん
        • 2008/12/06 12:19 AM
        >せっきん

        ありがとう!行ってきマッシュ!!
        • マッシュ
        • 2008/12/06 1:50 AM
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